マメアサガオ
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マメアサガオ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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マメアサガオの花
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分類(APG IV) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Ipomoea lacunosa L. |
マメアサガオ(学名:Ipomoea lacunosa[1])はヒルガオ科サツマイモ属の一年生草本。帰化植物。別名ヒラミホシアサガオ[2][3]。
特徴
[編集]茎は蔓となってよく分岐し、他の物に巻き付いて長さ数mになる。葉は長い葉柄を持ち互生し、先の尖った長卵形~心臓形で全縁または3裂する。夏から秋にかけて葉腋に1–2本の花柄を出し、直径1.5 cmほどの淡紅色~白色の漏斗型の花を1–2個つける。花柄にイボ状の突起が密生し、稜がある。果実はやや横長の球形。花が淡紅色のものは品種ベニバナマメアサガオIpomoea lacunosa f. purpurata[4]と呼ばれる。本種とよく似た形態のホシアサガオは、花の中心部が濃紅色で花柄のイボ状突起が散生する点などが本種と異なり、識別可能[5][2][6][7]。
分布と生育環境
[編集]北米原産で、1955年に東京近郊での帰化報告後は各地から知られ、関東以西の道端などに普通に見られる[5][2][7][3][8]。大豆畑などにおいて強害雑草としてホシアサガオなどとともに帰化アサガオ類として問題視され、防除技術について研究が進められている[6][9]。 戦後の早い時期に輸入穀類に混入して帰化したと考えられてきたが、1943年に徳島県で採集された標本が形態的特徴から本種と同定され、本種の初帰化が戦中に遡る可能性が示唆されている[10]。
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 米倉浩司; 梶田忠 (2003年). “マメアサガオ”. BG Plants 和名-学名インデックス (YList). 2024年2月8日閲覧。
- 米倉浩司; 梶田忠 (2003年). “ベニバナマメアサガオ”. BG Plants 和名-学名インデックス (YList). 2024年2月8日閲覧。
- 淺井, 康広『エイリアン植物記』ウッズプレス、横浜市、2020年。ISBN 9784907029067。
- 農業・食品産業技術総合研究機構『帰化アサガオ類蔓延防止技術マニュアル 大豆畑における帰化アサガオ類の防除技術Ver.1〉』(PDF)(レポート)農業・食品産業技術総合研究機構、2012年 。2024年2月8日閲覧。
- 森, 昭彦『帰化&外来植物見分け方マニュアル950種』秀和システム、東京都江東区、2020年。ISBN 9784899824350。
- 田畑, 満大『奄美群島植物目録』南方新社、鹿児島市、2023年。ISBN 9784861245008。
- 清水, 矩宏 ほか『日本帰化植物写真図鑑』全国農村教育協会、東京都台東区、2001年。ISBN 4881370855。
- 神奈川県植物誌調査会 編『神奈川県植物誌:2018』(PDF)(電子版)神奈川県植物誌調査会、2018年。ISBN 9784991053726 。
- 畜産技術協会『写真で見る外来雑草』(社)畜産技術協会、東京都文京区、2006年。ISBN 4881370561。【16頁】
- 早川, 宗志ほか「ホシアサガオ,マメアサガオ,マルバアメリカアサガオ(ヒルガオ科)の日本への初帰化年代」『雑草研究』第64巻第1号、2019年、5–8頁、ISSN 0372-798X。
外部リンク
[編集]- マメアサガオ(豆朝顔) Hodogaya Photo Gallery 2024-02-10閲覧。
- ベニバナマメアサガオ(紅花豆朝顔) Hodogaya Photo Gallery 2024-02-10閲覧。
- ヒラミホシアサガオ(平実星朝顔) GKZ植物事典
- マメアサガオ 豆朝顔 三河の植物観察